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高生産性を実現する誠和の考え方
私たち誠和は、商品開発および販売において「統合環境制御」という考え方を大切にしています。
このページでは「統合環境制御」の概要やその考え方に基づく誠和の取り組みなどをご紹介いたします。
統合環境制御の概要
統合環境制御が重要である5つの理由
ハウス栽培・施設園芸において、生産性を向上させるためには、栽培施設内の各種環境因子をモニタリングし、高度に制御する統合環境制御の考え方が重要です。
統合環境制御(Integratedもしくは Integrative Environmental Control)とは、光、温度、湿度、風、養水分などの植物の生育に関連する数多くの環境因子をより高い次元から統合的に制御することです。
この制御方法では、植物の光合成速度を最大限に高めることはもちろんですが、化石燃料や水などの投入資源利用効率なども考慮する必要があります。
これらを踏まえ、施設園芸において統合環境制御が重要である理由は次の5つです。
施設園芸において統合環境制御が重要である理由
- 投入資源(化石燃料、水、肥料、光など)利用効率の向上
- 湿度に起因する病害発生の抑制
- 減化学農薬栽培による生産コスト・労力削減
- 安全・安心な農産物の供給
- 光合成速度の増大による収量向上
統合環境制御の概要
統合環境制御の有効性の模式図を下図に示します。光合成有効放射束(日射)の増加により植物の光合成速度は増大しますが、ある地点で光飽和となります。
しかし、温度だけではなく、気流速度、CO2濃度と、各種環境因子を順次統合的に制御していくと光合成量は増大し、さらに光飽和点となる日射の値も高くなります。
このように各種環境をバランス良く積極的に制御することができれば植物の成長量を今以上に増大させることができます。
日本の4倍もの高収量を実現、オランダ式統合環境制御技術
現在、施設園芸先進国であるオランダの単位面積あたりのトマト収量は年々増加を続けており、70kg/㎡に達している生産者も珍しくありません。
これは面積あたりの収量はわが国の3~4倍に相当します。
その理由にはいくつかの要因が挙げられますが、品種の違いを除くとオランダの方が統合環境制御に関する技術力が高く、それを実現する施設構造や機器が装備されているためと考えられます。
各種イベント・セミナーについて
全国各地で統合環境制御に関するセミナーや、プロファインダーユーザーさま向けの勉強会、世界で活躍する栽培コンサルタントによるセミナーツアーを随時開催しております。ご自身の栽培上の課題解決をお考えの生産者のみなさまはぜひご参加ください。
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「光合成」と環境づくりにこだわる生産者さまに誠和がおすすめする商品
前項で挙げた施設園芸において統合環境制御が重要である理由のひとつに、「光合成速度の増大による収量向上」がありました。
「光合成」のエネルギーとなる『光』は最も重要な環境要因です。
よって、光以外の環境因子を理想的に制御し光を唯一の制限因子となるように光合成速度を増大させることが収量向上のために重要です。
誠和では、光合成速度の増大のための商品を取り揃えております。
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